大平善道氏の設計した書体「ZENアンチック」及び「ZEN角ゴシック」を元に、合成の改変を加えました。
ZENアンチックの分類である「アンチック体」とは毛筆の特徴を持つ太めの和字書体のことで、日本の漫画のほとんどで通常のセリフの部分に使われています。
活字時代は少しデザインの差がありましたが、今では明朝体の仮名のコントラストを抑えて、ゴシック体と合成することを目指しているものを呼ぶことがほとんどです。
このアンチック体とゴシック体を合成することを「アンチゴチ」と呼んだりします。
ZENアンチックは漢字に「ZENオールド明朝」という明朝体をあてており、漫画のセリフなどで使用するには別途合成が必要でした。
本書体は、この手間を抑えるため作られました。
ライセンス
※ライセンスのtxtファイルをフォルダ内に同封しています。
基本的にはいかなる場合の利用も保証され商用利用も可能ですが、フォントファイルそのものの再配布の際には同じライセンスと著作権情報を含める必要がある、というようなライセンスです。
詳しい解説はこのサイトがわかりやすいです。
改変点
・ZEN KakuGothic New(ZEN角ゴシックN)のMediumウェイトの仮名と一部約物をZEN Antique(ZENアンチック)に差し替えました。
・平仮名の一部の濁点・半濁点グリフを追加しました。全字種のカバーはしておらず、おまけ程度です。
詳しくは配布ファイルのフォルダ内に入っている「readme」をご覧ください。
更新履歴
2022年01月29日 第一版作成
2022年01月30日 V1.001更新 縦書き関連グリフの設定ミス修正
2022年04月02日 V1.002更新 縦書き関連グリフの設定ミス修正
最終更新…2022年04月02日